大学卒業後に新卒で入社し、
2年半勤めた会社。
当時、私がこの会社で馬車馬のように働いた結果どうなったのか。
この記事では
- 会社がつらい、辞めたい
- ブラック企業に勤めている
という方に、少しでも「辞める勇気」を与えられたらと思い
ブラック企業に社畜として働いた女(私)の末路をご紹介します。
気になる項目だけ見たい人は目次から飛んでね♪
ブラック企業に入社したよ!
〜気付き〜
大学を卒業して新卒で入ったその会社は、県内ではちょっと有名な中小企業。新卒採用枠は1名だったので、その激戦を勝ち抜いた。
当時は社員20名程度。
この人数であれだけのパワーがあるのかとビックリした。
★ブラックポイント:
入社初日に19時からの会議に参加(1時間拘束)
(基本就業時間は9時〜18時)
まず会議を終業時間後に設定してあることがおかしくね?
新卒キラッキラだったから、そんなこと疑問にも思わなかったわけです。
やがて「ある日」に近づくにつれて、段々みんなの顔色が悪くなっていくことに気付きました。
そう、月に1回やってくる「締め切り」です。
★ブラックポイント:
不健康そうなやつだらけ
ぼさぼさの髪、肌荒れ、目の下のくま…
納期が近い、ある日の先輩と上司の会話
最後まで会社にいた人誰だ?
電気ついてたぞ
あー。俺す。すみません
何時までいたんだ
あー4時くらいス。
(朝の)
帰るときチェックくらいしろよ。気を付けろよな。
★ブラックポイント:
完全におかしい会話に誰もつっこまない
=それが普通
「朝4時⁉︎」ってなるよね普通は⁉︎
そうして私も、
この会社の「ふつう」にのまれて徐々に…
とゆうか、
割と序盤から終電で帰れなくなりました。
こうして私の社会人生活がスタート★
ブラック企業1年目だよ!
〜わたし、頑張ってる!〜
休日のはずの土曜・日曜に開催される得意先のイベント手伝い、会社のイベント、地域の祭り参加は必須。もうそんなことは「当たり前」になっていきました。
★ブラックポイント:
月に3〜4日の休日出社は「サービス出社」。残業代もボーナスもなし★
「得意先のイベント手伝い」て何⁉︎
★ブラックポイント:
月に1回は強制参加の社内飲み会あり
(いっきをさせられる)
以下、ざっと箇条書き
- 基本は23時すぎに帰宅
- 早く帰ろうとすると暇だと思われ、仕事が増える
- 月に1週間以上は深夜0時すぎ、または朝まで働く
- 月の残業は150時間超え
- 納期前はみんな椅子を並べて会社で寝たり、机につっぷして寝てる
- 休日でも電話かかりまくり
- 「18時(定時)で帰りました」って書面にサインさせられる
- サービス出社ができないと怒られる
やばいやばいやばい…
今思うと「書面にサイン」とかヤバすぎ。
一番怖かったのは
疲れ切ってる自分に酔ってたこと。
「あーつらい、眠い、でもわたし頑張ってる!」みたいな。
当時の写真を見てみよう。これだ
ああもう
完全にいっちゃってるね
ブラック企業で2年半働いた結果!
〜異変、崩壊〜
そんな生活を2年…ついに体に異変が。
- ずっと身体が火照っている
- 常に気を張っている
- 膀胱炎を繰り返す、生理不順になる
- 悲しくないのに突然涙が出る
- 気づいたら1時間くらいぼーっとしてる
- 出社前だけ、嗚咽が止まらない(おぇおぇしながら出社)
- 自分の運転でも気持ち悪くなる
- 被害妄想がすごい
- 電車、バスが怖くて乗れない。なんなら吐いた
※当てはまるものがあったら病院に行くか周りの人に相談を
当時は「営業車にボイスレコーダーが隠されている」、「監視されている」って根拠なく思ってたぞ。やばいぞ。
恐ろしいことに、
ここから記憶がございませんっ!!
どうやらこの状態で数ヶ月は働いていたみたいだけど、その部分の記憶がぽっかり無い。
家族に連れられて病院に行ったところ
【パニック障害】と診断を受けました…
↑これもあんまり覚えていない
会社に行けなくなったので引き継ぎ等もできる訳がなく、そのまま退職。
なぜ潰れる前に会社を辞めなかったのか
なんでそんなにヤバイ会社にずっといたの!?
という声が聞こえてきそうですが、
理由は3つ。
①単純に「仕事は」楽しい
この仕事が好きなのに「激務」って理由だけで辞めたらもったいない。
当時はこう思ってましたが、今なら言える
その仕事ができる別の会社を探せ
②人間関係が良好
ブラック企業の深みにハマる原因の1つ。
休日も、平日も夜中まで一緒。
ただでさえ友達と会う時間も少なくなるし、会社の人と仲良くなっちゃうよね…
この会社では、社員20名程度で、社内結婚したカップルがなんと3組もいました。
もちろん、付き合って破局するカップルも。
③考える余裕がなく、洗脳されていた
新卒で入った会社、初めての社会人。
友人との集まりは仕事で参加できず、皆がどんな働き方をしているか知る機会がなかった。
「この会社おかしい」っていう疑問や不安があったとしても、目の前の業務に忙殺されてきちんとこの疑問と向き合うことができなかった。
今月、あとどれくらい数字積まないといけないんだろう。
○○さん目標達成しそうだし、私ももっと頑張らないと
って思った結果、
とりあえず今日を乗り切る!…みたいな。
てかこの写真(えりか当時24歳)にしたせいで全然緊張感なくなったわ
洗脳状態で、周りに「辞めなよ」って言われても聞く耳を持てなかった。
その後、そして現在
会社を辞めたあと、
「あの会社おかしかったんだ」って素直に思えるようになりました。
やっとかよw
そうそう、会社を辞めた後、そのブラック企業の役員から「いかがお過ごしですか」的な年賀状が送られてきたときは、さすがに殺意が沸いたよねww
ブラック企業を辞めて思ったこと
「自分がいなくても会社は回る、仕事は回る」
私の仕事は当然ながら他の人に負担がいくから、残った人は辛かったかもしれない。
けどそんなの気にしてられっか!
無責任て思う?
いいえ、だって自分の体が大事だもの。辞めた後なんて絶対気にしちゃだめ。
ブラック企業で働く社畜たちに告ぐ
「この会社、おかしくない?」
という疑問から目を背けるな!
あなたの考えは正しい!!!
ブラック企業に2年半勤めた女の末路を見よ
ひどいもんだろ〜
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